
XML サイトマップって何なの?
XML サイトマップは、ウェブサイトにある記事や画像などの情報をまとめたファイルです。

検索エンジンがサイト内を歩き回るための地図です。
Googleさんは言いました。
次の場合にサイトマップが必要になることがあります。
・ サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。
Google検索セントラル
「500ページ以下の小さいサイトはサイトマップは必要ない」とも書かれていますが……。

作って損はないわよね。無料だし。
XML Sitemap & Google News プラグインとは
検索エンジンにウェブサイトの構造や内容を示す XMLサイトマップを自動で適宜作成・更新してくれるプラグインです。
インストール
WordPress の管理画面を開いてください。

- 左メニューの「プラグイン」>「新規追加」をクリックする。
- [キーワード]に「XML Sitemap & Google News」を入力する。
- [今すぐインストール]ボタンをクリックする。

- 続けて[有効化]をクリックする。
XMLサイトマップの設定
サイトマップに対するGoogleの方針
プラグインの設定をする前に、検索エンジンである Google がサイトマップをどのように利用しているか、理解しておいた方がいいでしょう。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ってやつね。

……戦いませんよ。
注目すべきは次の2点です。
Google は、〈priority〉と〈changefreq〉の値を無視します。
サイズの大きなサイトマップは分割して、複数の小さなサイトマップにします。
Google検索セントラル
各サイトマップには最大 50,000 件の URL を含めることができ、ファイルサイズの上限は圧縮されていない状態で 50 MB です。
〈priority〉と〈changefreq〉は、XML サイトマップを作るときに使われるタグです。
- 〈priority〉:サイト内の他の URL と比較したこの URL の優先度。
- 〈changefreq〉:ページの更新頻度。
参考サイト sitemaps.org
プラグインの設定に「優先度」という項目がありますが、いじっても意味はなさそうです。
「分割」という項目もありますが、1ファイルに50,000件――毎日1記事書いたとして130年、いや画像もあるから30年分ぐらいかな――ですから、個人のブログなら分割しなくても問題なさそうですが、念のため年単位ぐらいで分割しておきます。

では設定を始めましょう。
Google 等で検索したときに、表示してほしいものにチェックを入れて、XML サイトマップに含めます。
WordPress の管理画面を開いてください。

- 左メニューの「設定」>「XMLサイトマップ」をクリックします。
[投稿タイプ]タブ


このタブは、必要性を感じるまでは、初期値のままで変更する必要はありません。
投稿は、ブログの記事のことです。
メインページに時系列に従って表示され、カテゴリーやタグなどの属性を付けられます。
前述したように「分割」はしなくても問題なさそうです。
ですが、将来1日に数十記事を投稿する鬼ブロガーになるかもしれませんし、デフォルトの「年」にしておけば安心です。

確かにそうね!
Google はこの項目を無視するので、変更しなくていいです。
固定ページは、日時に依存せず、常に必要がある情報を表示する場合に使用します。
ブログで作るべき固定ページは、次のようなものです。
- プライバシーポリシー
コメント機能、問い合わせフォーム、アクセス解析、Googleアドセンスなどを利用する場合に必要。 - 免責事項
記事にアフィリエイトや広告を入れる場合に必要。 - 問い合わせフォーム
意図せず、著作権等の問題を起こしてしまっていた場合に相手からの連絡手段として設けておいた方がいいでしょう。
コメントの書き込みごとに、ファイルの最終更新日 <lastmod> タグを更新します。
記事にコメント欄を設ける人は、チェックを入れます。
サイトマップに添付する画像を選びます。
記事を紹介するときに、ふさわしいと思う方を選びます。
- Featured Image:アイキャッチ画像のこと。
- 添付画像:記事の中で使われている画像。
[タクソノミー]タブ


「カテゴリページのコンテンツ化」と聞いてピンとこなければ設定しなくてかまいません。
WordPress には、同じカテゴリーの記事を一覧表示するカテゴリーページがあります。
このカテゴリーページに文章や画像を加えて読むに値するものにすることを「カテゴリーページのコンテンツ化」と言います。
コンテンツ化は記事数がある程度増えてから取り組むことで、少ないのにやっちゃうとSEO的に逆効果になることもあります。
タクソノミー(taxonomy)は「分類法」のことです。
WordPressに最初から設定されているタクソノミーは、「カテゴリー」と「タグ」です。
ここで「料理」「ガジェット」というカテゴリーを作ったとします。
「料理」「ガジェット」は、「カテゴリー」という分類に属しています。

「カテゴリー」と「料理」や「ガジェット」は親子関係にあります。
タクソノミーの子をターム(term)と呼びます。
「料理」「ガジェット」は、タクソノミーである「カテゴリー」のタームです。

なるほど、さっぱりわからん。
カテゴリーやダグごとに記事をまとめて表示するカテゴリーページをコンテンツ化している場合はチェックを入れます。
[投稿者]タブ

チェックを外します。
投稿者ページをコンテンツ化したらチェックを入れます。
投稿者(Author)ページは、投稿者ごとに記事を一覧できるページです。
複数の投稿者がいるようなサイトなら便利だと思います。
しかし、個人のブログだと、代わりに固定ページでプロフィールを作ったりするので、投稿者ページは使いません。
また、投稿者ページを表示するとログインIDが丸見えになってしまうので、プラグイン等で表示しないようにしてしまうことも多いです。
[高度な設定]タブ


ここは、変更する必要はありません。
WordPress の追加設定
XML Sitemap & Google News プラグインを入れたことで、管理画面の他のページにも設定項目が増えています。
それらを確認・設定します。
投稿設定

- 左メニューの「設定」>「投稿設定」をクリックします。
- 「Ping サービス」の2項目にチェックを入れます。
新しい記事が投稿されたことを検索エンジンに知らせてくれます。
表示設定

- 左メニューの「設定」>「表示設定」をクリックします。
- 「XML サイトマップを有効化」の「XML サイトマップインデックス」にチェックを入れます。
「XML サイトマップインデックス」にチェックを入れると、XML Sitemap & Google News プラグインがサイトマップを作成します。
チェックを外すと、WordPress 自身が XML サイトマップを作成します。
この WordPress 製サイトマップは、今のところ細かい設定ができないので、やはりプラグインを利用した方がいいですね。
「Google ニュースサイトマップ」は、Google ニュースに記事を掲載してもらうようなニュースサイトを運営している場合に利用します。

以上で、設定終了です。お疲れさまでした。

疲れたわー、これ絶対やせたわー、ね?