独自ドメイン、サーバー、……。
ブログを始めようと調べ始めて、聞き慣れない用語に戸惑っていませんか?
今度は用語を調べてみると、説明文の中にさらに専門用語が……。
この記事では、詳しくなりすぎないざっくりとした説明で、その「わからんスパイラル」を断ち切ります。
サーバー
ブログやホームページはコンピューターの中に保存されています。
このコンピューターは、24時間365日インターネットにつながっていて、ブログやホームページを見に来るたくさんの人々を滞りなく処理し続けています。
このようなタフな使用に耐えられるように作られたコンピューターを「サーバー」と言います。

パソコンの本体のみを棚に詰めた感じで、壮観ですね。
レンタルサーバー
サーバーを運用するには、サーバー本体以外の設備や専門知識も必要です。
また、トラブル時に速やかに対応するためにサーバーの状況を監視しなければなりません。
これらをすべて専門家にお任せして、使用料を払って借りるサーバーが「レンタルサーバー」です。
IPアドレス
インターネットにつながっているサーバーの数は、一億台を超えるとも言われています。
特定のブログやホームページにたどり着くためには、サーバー一台一台を識別できなければなりません。
そのため、スマートフォンの電話番号のように、サーバーにも「IPアドレス」という番号が割り振られています。

ドメイン名
IPアドレスは、数字だけで構成された無味乾燥なものです。
これを覚えやすいように、文字を使って一対一で対応させたものがドメイン名です。
例:182.22.28.252 = yahoo.co.jp
実際のコンピューター同士の通信は、IPアドレスを使って行われます。
したがって、ヤフーのホームページにつなげるには、ドメイン名「yahoo.co.jp」をIPアドレス「182.22.28.252」に変換する作業が必要です。
その仕事を担っているのは、ネームサーバーと呼ばれるサーバーです。

独自ドメイン
無料ブログサービスやレンタルサーバーを借りると、たいていドメインを1つ無料でもらえます。
ただし、そのドメインの所有権はサービス提供企業が持っているので、利用者がブログやサーバーを引っ越したり、サービス自体が終了すると使用できなくなります。
そこで、利用者自身が契約して所有権を取得するドメインを「独自ドメイン」と言います。
ネームサーバー
ドメイン名をIPアドレスに変換してくれるサーバー。DNSサーバーとも呼ばれます。
SafariやEdgeのようなウェブブラウザにドメイン名「yahoo.co.jp」を入力すると、ブラウザはまずネームサーバーに接続してIPアドレス「182.22.28.252」に変換してもらってから、ヤフーのサーバーに接続を試みます。
ドメイン名の構造
ドメイン名は、ピリオド「 . 」を区切りとして、階層構造になっています。

膨大な数のドメイン名を高速で処理するネームサーバーも、複数のサーバーで構成されていて階層構造になっています。
ネームサーバーは、ドメイン名を トップレベルドメイン → セカンドレベルドメイン → サードレベルドメイン の順に階層構造を降りて、目的のIPアドレスにたどり着きます。

サブドメイン
ドメインのさらに一つ下の階層が「サブドメイン」です。

参考図書
本書は、『日経NETWORK』の記事をベースに、ネットワークに関する知識を体系的にわかりやすく解説したものです。オールカラーで、イラストや図も豊富なので、初心者でも安心して読むことができます。